まさかの私が双子ママになった日から

29歳OLが、青天の霹靂、まさかの第一子に双子を授かった衝撃のままに、その日々を記録していきます。私と同じように、双子を授かって不安を抱えているどこかの妊婦さんに届くことを願います

双子を授かるってどういうこと?

前回はエピソード0として、長々と双子を授かった経緯について語らせて頂きましたが、

今回は、混乱する頭の中で整理した、「双子を授かるってどういうこと?」について、こちらでも共有させて頂きます。

 

どの妊婦さんも、ハナから双子を授かることを想定した方なんていないでしょう、そんな中で突如告げられるわけで、私も色々と「双子を授かるってどういうこと?」を調べる中で咀嚼していきました。

 

※本当に初めて"双子(多胎妊娠)"という概念に触れた筆者が、なるほど〜と思った初歩中の初歩の気づきです。

 

まず、

  • 不妊治療をしている場合は、自然妊娠と比較して双子を授かりやすい(筆者の場合は、自然妊娠でした)

 

  • 自然妊娠の場合、双子を授かる確率は、、、わずか6/1000なんていう統計もあるほど!

 

  • また、双子を授かりやすいパターンがあるとすると、女性側の遺伝という説もあるそうです。女性側の親戚に双子を授かった方がもしいるなら、自分にも可能性はゼロではない、と頭の片隅に入れておくとよいのかもしれません。(それでも授かるのはすごい確率ですが・・・!)

 

  • そして、想像に容易いですが、双子妊娠は妊娠中から出産までのリスクが高い、所謂ハイリスク妊婦に分類されます。

 

  • そのため、双子出産は医療体制の整った総合病院に通院する必要があります。個人の産院では双子と告げると出産を断られる場合も多いそうです。

(ここで、前回のブログで挙げた【美味しい入院食が頂ける産院で産む!】の夢は限りなく幻となりました・・・。勿論、美味しいお料理の出る総合病院もあるとは思う!)

 

  • 双子っていつ判明したの?という点ですが、筆者の場合は、妊娠検査薬で妊娠が分かって行った初回の診察で早速判明しました。ただし、後述する"双子の種類"については、確定が少し先になります。

 

  • 超初歩的な話ですが、双子には一卵性と二卵性があります。一卵性は双子と聞いてまずイメージする"そっくりな双子"で性別は同一、一方の二卵性は性別も男女に分かれる可能性もあり、性格も兄弟ほど異なるといわれています。(筆者は二卵性の双子を授かっております)

 

と、ざっとここまでで、すでにご存知の方も多いであろう【双子妊娠】の基本中の基本についてお話ししました。

といいつつ、上記もほとんど認識していないというほどに、私にとって双子を授かったことは大変な衝撃でした。笑

 

ここからは、上記の他、個人的に筆者がなるほど、と思った双子ポイントです。

 

  • 産休に入ることができるタイミングが、単胎妊娠(1人の妊娠)よりも少し早い!これは大変にありがたいです。単胎の場合は出産予定日の6週間前から取得可能ですが、双子の場合は14週間前から休むことができるのです。

(といいつつ、、、また別でお話しする魔のつわりのせいで、筆者はもう少し早くにお休みに入ったのですが、それはまた次回に)

 

  • 軽くつわりに触れておくと、現在医学的に解明されている中では、双子妊娠が単胎妊娠よりもつわりがきつい、という明確な根拠はないそうです。筆者は、絶対につわりが強いタイプだ!と自負していたので、双子妊娠で更に強くなるのでは、という点を一番危惧していましたが、明確にそうという訳ではないそうでした。

 

  • 気になる方が多いであろう分娩方法についてですが、私も最初想像していた【双子=絶対に帝王切開】ではないそうで、双子妊娠でも普通(経膣)分娩で産む方が増えているそうです。ただし、双子ちゃん達の位置により、経膣できないパターンもあります(これは単胎妊娠と同じですね)し、双子ちゃんの一人目は経膣で出産したものの、二人目の時点で帝王切開に切り替え、なんていう両方を体験するパターンもあるそうで、色んな可能性を踏まえて決めていきます。

 

  • 細かい点だと、母子手帳も二冊頂きます!受け取った時は、わぁ可愛い♩という気持ちでしたが、いざ二冊あると何かと健診の際に少し煩雑でした。毎度提示が必要ですし、持ち歩くための母子手帳ケースなるものも、イメージしていた小柄な可愛らしいポーチではなく、ものすごい仰々しい大きなケースをわっさわっさと健診のたびに持ち運ぶことになります。泣

 

  • その他、色々と双子ならではのポイントもありますが、やはりお腹は単胎妊娠よりも早い段階で大きくなるそうなので、グッズの買い出し等も早めに済ませておくべし、というアドバイスは何度か目にしました。

 

以上、完全に筆者が双子を授かって、まず集めた情報たちでした。読んで頂けたなら分かって頂けたかと思いますが、妊娠中に双子だからと言って何か特別なことなどほとんどなく、どしっと構えていて良いのではないかなと思います。

 

冒頭お伝えした、トンデモ確率で双子を授かり衝撃を受けている方もいるかもしれませんが、今現在後期を迎えている筆者も、このような知識レベルで挑み、これまでに大きなトラブルに見舞われることもありませんでしたので、まずは安心して過ごしていただけると良いかと思います♩

エピソード0. 自称バリキャリ女子が双子ママになるまで

はじめまして、YUKIと申します。唐突な見出しで恐縮です。本題に入るまでに、ここで少し自己紹介をさせてください。

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タイトルの通り、私は某大手IT企業で正社員として働き早7年、そこそこなプライドを持って生存競争の中のらりくらりやってきた、自称バリキャリである。

都心に住み、そこそこ高級なバッグを片手に、毎朝スタバを嗜めるくらいには、自らで稼いで生きてきたし、それを誇りにも思っていた。

数年前に、学生時代からの彼と結婚し、週末のたび二人で外食をしたり、旅行にも惜しみなくお金をかけながら、

自称バリキャリとしてのバリキャリ道を、プライド高く邁進してきていた。

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と、すみません。つまらないバリキャリ自慢はここまでにさせて頂きますね。

本題はそこではありませんのでご安心ください。

そんな世間一般でいうバリキャリ達ですが、必ず直面する大きな壁として【出産・育児問題】が存在するのではないでしょうか。

30前後で結婚したわたしたちですが、ちょうどキャリアではそろそろ管理職を目指す同期なんかも出てきたりして、まだ出世を諦められない、もっと稼ぎたい!なんて思いもありながら、

子供を作るには一日でも若い身体が良いということも頭ではわかっている。


道ゆく仲良さげな子連れファミリーとすれ違ったり、子供とお揃いのファミリアを身に付けたお洒落ママをインスタで見つけたり。はやく私も、と焦る日もあれば、

優雅に夫婦でディナーを嗜み、毎シーズン惜しみなく旅行に繰り出す、【DINKs】を決めた先輩を見た瞬間、私たちのゴールはここではないか、と心が揺らぐ日もある。

そんなふうに、バリキャリにとって子どもを持つか持たないか問題は、ここまで築いてきたプライドとキャリアを大きく揺るがす、とてつもなく大きな出来事なのです。

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とまぁ、長い長い前置きはここまでにしまして、ようやく本題に入らせていただきます。

冒頭散々バリキャリ自慢をかました私YUKIですが、私も例に漏れず、出産のタイミング、そもそも産むかどうかなんてところから色々と頭を悩ませてきました。

夫と二人で優雅に暮らすDINKsに心揺らぐ日ももちろんあるのですが、やはりいつかは子供を持ちたいと言う思いは夫婦共通だったので、

結婚式、新婚旅行とひと通り終えた29歳で、思い切って、子供を作る決意をしました。

とはいえ、

わたしもゆる〜く仕事を続けながら(プライドだけはたか〜く持ちながら)、

いまの自称バリキャリとして手にしてきたと自負するすべては諦めきれず、

「こどもは、ひとりでいい」

そんな思いが心のどこかにありました。

きっと読者の方の多くが、そんなことで子供を一人でいいだなんて、と思われたことでしょう。

でも、私のような自称バリキャリとして一丁前に邁進してきた闘う女子達は、たくさんの戦を経て積み上げた戦利品(キャリアとそれに伴う生活水準)を手放すことは容易ではないのです。

さてさて、少し脱線しましたが、

数ヶ月を経て、無事に赤ちゃんを授かることができました。

葛藤があったにせよ授かったとわかるや否や、もうマタニティハイ。
もはや子供ではなくママの制服であるファミリアのバッグを検索したり、おしゃれママが必ず押すcybexのベビーカーの値段にきゃーきゃーとその時を楽しんでおりました。

そして、はじめてのクリニックにて、赤ちゃんの無事を確認することになるのです。

が。

この時のわたしは、わたしを待ち受けるとんでもない宿命を知るヨシもないのです。

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少しのつわりを覚えながらも、ウキウキしながら向かったクリニック。

これからこうして検診にくるのだなぁ、絶対に産院は美味しい入院食のでる病院にしよう、なんて心を躍らせておりました。

内診室にて。

少しの痛みを堪えて、エコーのカメラが映してくれたのは、小さな小さな袋が2つ。その中にそれぞれおたまじゃくしのような黒い影も見えます。

(赤ちゃんてこんななんだ。不思議だなぁ。ところで、この袋はどうして2つあるのかしら)

全くエコー写真なぞ見たことのない私が、1ミリだけ感じた一抹の不安。それよりもその時の私は、無事に赤ちゃんが確認できるのか。その気持ちの方が大きかったのですが、

そこに先生がひとこと。

「まぁ、双子ちゃんのご懐妊、おめでとう!」

ん?んん?ふ、ふたご?

「えぇ〜〜〜〜!!!」

そうなんと、あれだけ自称バリキャリに誇りを持っていた私が授かったのは、まさかまさかの「双子の赤ちゃん」だったのです。

カフェラテ片手にファミリア持ってcybexを押す、優雅なママ像はここで、跡形もなく消え去ることとなりました。

晴天の霹靂、双子という名の【はかいこうせん】を受けたように、
YUKIは めのまえが まっくらに なった!】


ということで、本ブログはこれから、

「自称バリキャリミーハー女が双子を授かるとどうなるのか」を身をもって検証していく番組になります。